数理情報学

東京大学数理情報学談話会

数理情報学専攻で実施している談話会の情報です.

最新の談話会

第4回 東京大学数理情報学談話会

日時・場所

2020年3月17日(火)17:00-18:00 工学部6号館3階セミナー室AD(交通アクセス
コロナウィルスの影響を鑑み,開催を延期しました.開催日が決定しましたら改めてアナウンスいたします.

講演者

竹内 一郎 先生(名古屋工業大学)

講演題目 (開催延期前の情報です)

動的計画法による最適変化点の選択的推論(Selective Inference for Optimal Changepoints by Dynamic Programming)

講演概要 (開催延期前の情報です)

研究対象のデータを機械学習などのアルゴリズムで分析して新たな仮説を発見する枠組はデータ駆動型科学と呼ばれている。このようなデータ駆動で選択された仮説を評価するアプローチとして、近年、条件付推論に基づく選択的推論(Selective Inference)と呼ばれる枠組が注目されている。選択的推論では、仮説が選択されるイベントを条件づけて統計的推測を行うことで仮説選択バイアスの排除を可能としている。本講演では選択的推論の基本的な考え方を解説した後、特定のアルゴリズムによって選択された仮説の選択的推論が、そのアルゴリズムの逆像を求める問題に帰着されるを説明する。具体例として、動的計画法によって検出された変化点に対する統計的推測問題を考え、この問題に対して我々が提案する選択的推論法を紹介する。提案法では、動的計画法の逆像を求める新たな最適化アルゴリズムを導入し、これを活用することで最適変化点の選択的推論を可能としている。提案法を様々な系列データに適用した結果を紹介し、誤検出率を所望の水準に制御しつつ、既存の方法よりも高い検出力を持つことを示す。

以前の談話会

第3回 東京大学数理情報学談話会(開催案内PDFファイル

日時・場所

2020年1月7日(火)17:00-18:00 工学部6号館3階セミナー室AD(交通アクセス

講演者

清水 佳奈 先生(早稲田大学基幹理工学部)

講演題目

簡潔データ構造を用いた秘密計算の高速化

講演概要

入力を隠したまま計算を行う秘密計算では,目的とする計算や選択する秘密計算の方式によって膨大な計算量や通信量を要する場合があり,実問題への応用を困難にしている.そのため,それらを考慮したアルゴリズムの設計が重要となる.本講演では,入力データの情報量の下限に近い大きさで索引を作ることのできる簡潔データ構造を利用し,秘密計算による文字列検索や木構造検索を高速化する手法について紹介する.

第2回 東京大学数理情報学談話会(開催案内PDFファイル

日時・場所

2019年11月26日(火)17:00-18:00 工学部6号館3階セミナー室AD(交通アクセス

講演者

渡辺 澄夫 先生(東京工業大学情報理工学院)

講演題目

ガウス近似できない事後分布の漸近挙動について

講演概要

統計モデルが階層構造や隠れ変数を含む場合には 事後分布をガウス関数で近似することができないため、 モデルの選択や検定を行うための統計学的な基礎を 構成することが困難であった。この講演では、事後分布 がガウス近似できない場合でも適用できる数学的基礎と して特異点解消・超関数の漸近展開・経験過程を説明し、 その帰結として導出される周辺尤度と予測対数尤度の 漸近挙動とを紹介する。

第1回 東京大学数理情報学談話会(開催案内PDFファイル

日時・場所

2019年7月3日(水)17:00-18:00 工学部6号館3階セミナー室AD(交通アクセス

講演者

鍛冶 静雄 先生(九州大学マス・フォア・インダストリ研究所)

講演題目

かたちの線型代数・微積分

講演概要

画像処理では、画像を二次元の格子グラフ上の関数とみなし、その関数を線型代数や微積の道具立てを用いて料理する。同様に、3次元空間内の形状は、グラフやより一般に単体複体上の関数とみなすことで、やはり線型代数やベクトル解析を用いて処理することができる。本講演では、形状処理、特にかたちの変形について、この観点からの研究を紹介したい。
ISTyくん