2025年3月16日(日曜日)、国立大学法人8大学(北海道大学・東北大学・東京大学・東京科学大学・名古屋大学・京都大学・大阪大学・九州大学)の情報学系研究科が連携し、「情報学 for all by all」 “きっとみつかる、あなたのための情報学!”をハイブリッド形式で開催しました。東京大学本郷キャンパスには、90名を越える中高生とその保護者等が小柴ホールに集まりました。
イベントは、午後2時から、8大学共通のセッションではじまりました。教員、修士・博士課程の学生がそれぞれの立場で、「なぜ、情報学を選んだか」や「現在の研究概要」「情報学の魅力」などを、各会場やオンライン参加されている方々に熱く語りかけました。東京大学からは浅野真輝さん博士課程2年が「情報学xロボット~AIで農業を自動化~」として、中学生の頃から現在の研究までを話題提供しました。いずれのプレゼンテーションも写真や動画を駆使したものが多く、情報学の多様性や広がり、表現の豊かさを感じとっていただけたのではないでしょうか。
後半の東京大学独自のセッションでは、I.ポスターQ&Aとグループトーク(中高生向け)とII.講演・パネルディスカッション(主に、保護者の方向け)に分け、情報学への親しみを感じていただく時間としました。
学生たちは中高生向けに工夫を凝らしたポスターで、何を目指して取り組んでいるかや研究により期待される将来を示し、会話が伝わる工夫を凝らしました。その甲斐あって、続くグループトークでは、会話や質問が弾む様子がみられました。
IIでは、情報通信研究機構執行役盛合志帆様と情報理工学系研究科知能機械情報学専攻鳴海拓志准教授が、小中高時代に遡り学童期や青年期にどのようであったかや情報学との出会い、キャリアなどを丁寧にお話されました。保護者の皆様へのメッセージも込められていました。
情報学の魅力が伝わった3時間半となったことでしょう。
情報理工学系研究科は、情報学の教育・研究・社会貢献に取り組むとともに、他校とも協同しながら、世界を結ぶ情報学の学生の学びの場作りに貢献してまいります。
当日、会場で、オンラインで、ご参加・ご協力を頂いたみなさま、ありがとうございました。
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