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2022/05/02

【受賞】瑞宝中綬章(令和4年春の叙勲)---辻井潤一名誉教授---

辻井潤一本学名誉教授が令和4年春の叙勲で瑞宝中綬章を受賞されました。

辻井名誉教授は、京都大学大学院を修了後、京都大学、マンチェスター大学等を経て、本学大学院情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻、理学部情報科学科などで教育、研究にあたられました。
機械翻訳、言語解析、生命科学分野のテキストマイニングといった自然言語処理・計算言語学の主要な分野において独創的な研究成果を挙げたことで世界的に広く知られているとともに、計算言語学会 (Association for Computational Linguistics; ACL)、国際機械翻訳協会 (International Association for Machine Translation; IAMT)、計算言語学国際委員会 (International Committee for Computational Linguistics; ICCL) 等の国際組織の会長を歴任するなど、日本のみならず世界の自然言語処理・計算言語学研究を牽引されてきました。
また、現在は国立研究開発法人 産業技術総合研究所フェロー・人工知能研究センター長、マンチェスター大学教授として活躍されています。

情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻の宮尾祐介専攻長は今回の叙勲を受けて、「辻井先生は、自然言語処理の黎明期から先進的な研究を続け、生命科学分野のテキストマイニングなど新たな研究分野を切り拓き、現在の自然言語処理の大きな発展に寄与されました。かつての研究室メンバー・学生から現在の研究仲間や関係者まで、今回の受賞を大変喜ばしく思っています。本当におめでとうございます。」と祝意を寄せています。

辻井潤一名誉教授
辻井潤一名誉教授

ISTyくん