プレスリリース

2025/06/12

非常に高速で多様な情報検索が可能に!―生成AIやECサイト検索結果向上から地震の波形探索への応用まで―

東京大学大学院情報理工学系研究科の松井勇佑講師は、画像や文章の検索結果の多様性を向上させる新手法「LotusFilter」を開発しました。LotusFilterは、似すぎている結果を非常に高速(0.02ミリ秒/クエリ)に除去することで、多様な検索結果を導き出します。

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多様な画像検索の例

この手法は、検索処理の速度を損なわずに多様性を付与できるため、ECサイトなどの推薦(レコメンド)システムや、生成AIに情報を注入する検索拡張生成など幅広い検索問題に関して、検索結果の品質向上への応用が期待されます。

本研究成果は、2025年6月11日-15日(現地時間)に米国で開催されるコンピュータビジョン分野の国際会議の1つであるThe IEEE/CVF Conference on Computer Vision and Pattern Recognition(CVPR)にて発表されました。

この研究成果についての詳細は【情報理工_プレスリリース_20250612】をご覧下さい。

学会情報

学会名:The IEEE/CVF Conference on Computer Vision and Pattern Recognition
学会URL:https://cvpr.thecvf.com/Conferences/2025
題名:LotusFilter: Fast Diverse Nearest Neighbor Search via a Learned Cutoff Table
著者名:Yusuke Matsui
論文URL: https://openaccess.thecvf.com/content/CVPR2025/papers/Matsui_LotusFilter_Fast_Diverse_Nearest_Neighbor_Search_via_a_Learned_Cutoff_CVPR_2025_paper.pdf

ISTyくん