プレスリリース

2025/04/25

素材に直接ペンで線を描くだけで切削機での自動加工が可能に

東京大学 大学院情報理工学系研究科の五十嵐健夫教授らの研究グループは、木片などに直接ペンで線を描くことで、コンピュータ数値制御(CNC)切削機用の加工指示を自動生成する世界初のシステム「Draw2Cut」を開発しました。このシステムは、ユーザーが描いた線や記号と色を識別し、加工指示データに変換することができます。複雑なコンピュータ支援設計(CAD)ソフトウェアを操作することなく木材などの材料を加工することができるため、初心者や子供でも扱うことができ、個人のものづくりをより身近なものにすることが期待できます。

この成果は、2025年4月26~5月1日に開催されるThe ACM (Association of Computing Machinery) CHI conference on Human Factors in Computing Systemsで発表されます。

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素材にペンを使って直接線を描いて加工機の中に置くと、システムが自動的に描かれた線を認識して切削を行う

この研究成果についての詳細は【情報理工_プレスリリース_20250425】をご覧下さい。

学会情報

学会名:The ACM (Association of Computing Machinery) CHI conference on Human Factors in Computing Systems
題 名:Draw2Cut: Direct On-Material Annotations for CNC Milling
著者名:Xinyue Gui*, Ding Xia, Wang Gao, Mustafa Doga Dogan, Maria Larsson, Takeo Igarashi *責任著者
DOI:10.1145/3706598.3714281

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