プレスリリース

2025/04/16

内部まで生きたまま!分厚い培養肉の構築に成功 ――栄養物質の内部灌流による大型培養肉の作製方法を開発――

東京大学大学院情報理工学系研究科の竹内昌治教授と、聶銘昊講師、島亜衣特任助教、山本幹久大学院生(研究当時)の研究グループは、これまでにない大きさの培養肉の作製方法を開発しました。中空糸を通し、厚みのある培養肉に均一に栄養を十分に行き渡らせ、組織内部の壊死を抑えることができることを確認しました。
ロボットの活用により品質のよい培養肉を安定的に生産する可能性も示しました。産業応用への可能性が期待できます。

この研究成果は、2025年4月16日、Trends in Biotechnologyに掲載されました。

培養チキンのイメージ
中空糸を抜き取った後の培養チキン

この研究成果についての詳細は【情報理工_プレスリリース_20250416】をご覧下さい。

論文情報

雑誌名:Trends in Biotechnology
題 名 :Scalable tissue biofabrication via perfusable hollow fiber arrays for cultured meat applications
著者名:Minghao Nie, Ai Shima, Mikihisa Yamamoto, and *Shoji Takeuchi
DOI :10.1016/j.tibtech.2025.02.022

ISTyくん