ウェブサイトの構築、書籍管理など用途広い
武市グループが構造化文書の処理法を開発

 数理情報学専攻の武市・胡グループは、構造化文書を効率的に処理する手法を開発した。これは、データベースの「ソース」と特定情報を抽出・加工した「ビュー」との間で、双方向で情報の変換、更新ができる新しい文書体系。独自の変換言語を導入することで、使いやすさが一段とアップした。プログラマーの負担を軽減する効果があり、ウェブサイトの構築、書籍の貸し出し管理や論文リストの整理、買い物情報管理など広範な活用が期待される。1月25日の情報理工学系研究科の記者会見で武市正人教授が発表した。

 構造化文書変換技術の研究は、2003年から5年計画で進められている文部科学省のリーディングプロジェクト「e-Society 基盤ソフトウェアの総合開発」の一環。武市教授、胡振江 准教授と林康史、劉東喜、中野圭介の各研究員がプログラムの記述を含む文書を対象に、構造化文書処理の効率的な実現を目的に推進している。

  http://www.i.u-tokyo.ac.jp/news/071129_1.shtml

ISTyくん