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【研究成果】微小な識別子マテリアルの計算論的デザイン手法を開発～ミクロなバーコード生成から細胞のマルチモーダル情報統合へ～

情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻の佐藤一誠教授らが参加する東京大学・理化学研究所・ブリティッシュコロンビア大学の研究グループは、微小な細胞スケールで使える多種多様な光学識別子を計算論的にデザインする手法を開発しました。

バーコードやQRコードは特定の対象を識別・追跡でき、今や物流などに欠かせない識別子です。しかし、目視できないほどの大きさの細胞や分子などに付与する識別子を精緻かつ大量に作り出すことは困難でした。今回、「ボトムアップでランダムな生成手法により、大量の異なるパターンを持った微小スケールの識別子を発生させ、あらかじめシミュレーションデータを用いて訓練しておいた機械学習モデルにより自在にデコードする」という逆転のアプローチを着想し、これを実験的に実現しました。
この成果は、マルチモーダルAIの開発や医薬工学応用の領域まで、幅広い活用が期待されます。

この研究成果は 2023年12月20日に、Advanced Optical Materialsにオンライン掲載されました。

この研究成果についての詳細は東京大学先端科学技術研究センターのプレスリリースでご確認ください。