バクテリア化学走性の設計原理と細胞内機構の最適性に基づく理解

中村 絢斗

(指導教員:小林 徹也 准教授/ 数理生命情報学研究室

資料PDF(nakamura.pdf
研究概要

問題設定:ノイズに埋もれた化学走性に必要な情報を取り出すには?
大腸菌は、匂い分子の濃度勾配を上る化学走性を、ノイズを含む濃度感知に基づく運動制御で実現している。本研究では、大腸菌がノイズに対して頑健な性質を有することを作業仮説としてそこから期待される性質をモデル化し、導かれた性質が細胞内に備わる可能性を示した。
修論の感想

生物現象について、起こる仕組みとその合理性との関係を数理的に明かしてみたいと漠然と思っていたので、具体的に取り組む経験ができてありがたく思います。


>
ISTyくん