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2026/04/28

【受章】紫綬褒章(令和8年春の褒章)---相澤清晴名誉教授---

本学大学院情報理工学系研究科の相澤清晴名誉教授が、令和8年春の褒章において紫綬褒章を受章されました。長年にわたる画像工学・メディア処理分野における先駆的かつ卓越した研究業績が高く評価されたものです。

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相澤清晴名誉教授

相澤清晴名誉教授は、1983年に東京大学工学部を卒業、同大学院工学系研究科博士課程を修了後、東京大学工学部助手、講師、助教授を経て、1993年に同大学大学院新領域創成科学研究科教授に就任されました。その後、同大学大学院情報学環、大学院情報理工学系研究科の教授を歴任されました。

相澤清晴名誉教授は、画像工学・メディア処理分野において、基盤理論から応用・社会実装に至るまで一貫した研究を展開され、モデルベース符号化、スマートセンシング、ライフログ・フードログ、漫画画像処理、さらにはマルチモーダルAIを含む同分野の発展に多大な貢献をされてきました。

これらの業績は国際的にも高く評価されており、電子情報通信学会米澤ファウンダーズメダル(1990年)、日本IBM科学賞(2002年)、映像情報メディア学会丹羽高柳業績賞(2013年)、IEEE Fellow(2016年)、文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)(2025年)、日本放送協会放送文化賞(2026年)など、数多くの栄誉を受けられています。

今回の受章に際し、大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻の山崎俊彦教授よりお祝いの言葉が寄せられています。

東京大学大学院情報理工学系研究科 電子情報学専攻
山崎俊彦教授

この度の相澤清晴先生の紫綬褒章ご受章、心よりお慶び申し上げます。

相澤先生とは、私が大学に助手として着任して以来、研究室を共同で運営する立場として長年にわたりご一緒してまいりました。その中で、研究者としてのみならず、教育者・指導者としてのお姿にも数多く接してまいりました。
先生は、画像符号化、スマートセンシング、ライフログ・フードログ、漫画画像処理、さらには360度映像処理に至るまで、常に時代を先取りする研究開発に取り組まれ、マルチメディア情報処理分野を国内外で力強く牽引してこられました。その先見性と学術的貢献の大きさは、関連分野に携わる多くの研究者が等しく認めるところであり、今日の研究潮流の礎の一端を築かれたと言っても過言ではありません。
また相澤先生は、研究に対して揺るぎない信念をお持ちである一方で、研究室の学生や若手研究者一人ひとりに対して、常に温和で温かなまなざしを注いでこられました。厳しさを前面に出すのではなく、相手を尊重しながら導いていかれるそのお姿に、私自身も多くを学んでまいりました。先生のお人柄と学問に対する真摯な姿勢は、多くの門下生や共同研究者にとって大きな支えであり、今なお深い敬意を集めています。

このたびのご栄誉は、相澤先生の長年にわたる卓越したご業績と、多方面にわたる学術・社会へのご貢献が高く評価されたものであり、私にとっても大変うれしく、誇らしく感じられます。改めまして、このたびのご受章を心よりお祝い申し上げますとともに、今後ますますのご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げます。

ISTyくん