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2026/03/04

【受賞】第25回(2025年度)船井研究奨励賞 ---I-Chao Shen助教・三河祐梨助教---

2025年度(令和7年度)船井研究奨励賞を、本学の大学院情報理工学系研究科 コンピュータ科学専攻のI-Chao Shen助教と、大学院情報理工学系研究科 システム情報学専攻の三河祐梨助教が受賞しました。

船井研究奨励賞は、情報科学、情報技術分野を中心に広く理工系分野において、若手研究者の将来性のある研究を奨励する賞です。今回、Shen助教は「制御可能なビジュアル/形状コンテンツ創成のためのデータ駆動型最適化とマルチモーダル基盤モデル」、三河助教は「多人数の体験を変容する裸眼・広域・低遅延ディスプレイの研究」における研究業績が認められ、同賞を受賞しました。

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I-Chao Shen助教(左)、三河祐梨助教(右)

今回の受賞について、Shen助教と三河助教からコメントが届いています。

東京大学大学院情報理工学系研究科 コンピュータ科学専攻
I-Chao Shen 助教

このたびは、船井研究奨励賞という栄えある賞に選出いただき、大変光栄に存じます。
本賞の対象となった研究は、ビジュアルおよび形状コンテンツを意図どおりに創成するためのデータ駆動型最適化とマルチモーダル基盤モデルに関するものです。生成AIが急速に発展する中、ビジュアルや幾何学的コンテンツの出力を精密に制御することは、依然として重要な課題となっています。
本研究では、マルチモーダル基盤モデルに内在する事前知識を活用しながら最適化手法を組み合わせたアプローチを追求し、高品質かつ制御可能なビジュアルおよび3D形状コンテンツを生成するための原理的な手法の確立を目指してきました。

これまで本研究を支えていただいた皆様に心より感謝申し上げるとともに、今後もコンテンツ生成とその学術的基盤の発展に向けた研究を進めてまいります。

東京大学大学院情報理工学系研究科 システム情報学専攻
三河祐梨 助教

私は空中像をいつか裸眼で、何も装着せずに、空間のどこに居ても鑑賞しインタラクションできる未来を志して研究を続けて参りました。その内容は、広域に動く物体を頑健に捉えて低遅延に投影するダイナミックプロジェクションマッピングから、錯視を駆使したばらばらのモニタから飛び出す巨大空中ディスプレイ、また街中にあるたくさんのデジタルサイネージによる体験行動変容など多岐に渡っており、これらの実現のために、計測提示の情報機械システムからヒトの知覚や体験の探究まで包括的に研究を行って参りました。
これらの実績を評価してくださり、栄えある賞を頂戴し大変嬉しく思うと同時に、身の引き締まる思いであります。

私の数々の研究の実施にあたり、懸命に指導してくださった先生方、私の奔走を温かく見守ってくださった周囲の研究者らに心から感謝申し上げます。引き続き重要な研究成果を出していけるよう尽力して参ります。

ISTyくん