猿渡洋教授の今回受賞対象となった研究業績は、『音響信号のブラインド音源分離に関する先駆的研究』です。本業績では以下が高く評価されました。
(1)独立成分分析と空間音響学の関連を世界で初めて解明し、音響信号処理分野に教師無し最適化理論を持ち込みました。
(2)高次統計量を追跡する観点から独立成分分析の数理解析を行い、それをリアルタイム実装し、その性能向上を通じて世界最高性能を達成しました。
(3)更にこれを発展させ、高次統計量およびそれに関連するスパース表現に基づく新しい音響信号処理理論を確立し、当該分野の世界的な研究を先導しました。
また、柏野邦夫客員教授の今回受賞対象となった研究業績は、『音や映像の変化に対する高度な耐性を備えた高速メディア探索技術の研究』です。
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