東大グリーンICTプロジェクト代表の江崎教授がIEEE標準化協会から表彰
― IEEE1888標準化への貢献を評価―

 東大グリーンICTプロジェクト(※1)(以下、GUTP)の代表 江崎 浩 教授は、27日に北京で開催されたIEEE1888会合において、標準化活動への貢献が認められ、IEEE Standards Association (IEEE標準化協会、以下、IEEE-SA) に表彰されました。

 IEEE1888標準化の成果は、その後の震災に関わる電力不足においても、東京大学などでの節電対策で、大きな功績を残しました(※2)。IEEE1888の開発は、現在まさに進行中であり、今回の受賞は、今後のさらなる開発に弾みをつけるものであります。

IEEE1888授賞式の写真(右が江崎浩教授、左が北京インターネット研究所所長 劉東氏)

(*1) 東大グリーンICTプロジェクト(代表:江崎浩,http://www.gutp.jp/
  国立大学法人東京大学(総長:濱田 純一、以下東京大学)が、2008年6月9日に大学院情報理工学系研究科の江崎浩教授を代表として、IPv6普及・高度化推進協議会と協力して、発足させたグリーン東大工学部プロジェクトを2010年4月1日に全学の活動として、再組織した。
東京大学本郷地区の工学部新2号館(2005年竣工地上12階総合研究教育棟)をモデル的な舞台として、個別に運用管理されていた施設の設備制御管理システムを相互接続し、投入・配送・消費エネルギーの状況を収集・可視化し、ITによる省エネとIT環境自身の省エネの両立を実証する。設立発起人(詳細は、「発起人・組織リスト」を参照)を中心に、技術規格標準化関連団体、建設会社、建設設計事務所、ハードウエア・ソフトウエアベンダ、インテグレータ、通信事業者などファシリティーの企画・設計・構築・運用に関連する関連組織からの参加の下、データ取得方法・表現形式などの標準化やファシリティーの運用管理効率の向上などをはじめとして、省エネ実現のモデルケース確立などに取り組んでいる。

(*2) 東大グリーンICTプロジェクト(GUTP)の活動の概要「スマートグリッド向け新プロトコル: IEEE1888」
http://r.impressrd.jp/iil/GUTP2011

(参考資料:報道発表資料

ISTyくん