電子情報学専攻の苗村研究室は、3月5日(金)、本郷キャンパスで「オープンハウス2010」を開催する。同研究室は「空間性と写実性」、「身体性と実体性」、「五感性と創造性」を柱に、メディアとコンテンツに関する研究を展開している。ここ1年は、複合現実ディスプレイ、実世界指向インタフェース、3次元映像処理などの基盤技術研究を、ミュージアム展示支援、メディアアート表現、超臨場感コミュニケーションなどへと展開してきた。これら最新の成果を公開する。主な展示内容は以下のとおり。
◆デジタルミュージアム展示支援とコンテンツ
呼吸する空港:CO2計測に基づく来客状況の把握
ExFloasion:多層空中像を用いた複合現実展示システム
Web上の画像群を用いたモノクロ画像の自動カラー化
◆複合現実感インタフェースとメディアアート表現
透明な両面タッチディスプレイの操作性に関する評価実験
SteganoScan Orbs: 可視光通信プロジェクタを用いた空間拡張型ディスプレイ
おりがみらいふ:折り紙のデジタルな演出の提案
◆超臨場感コミュニケーションと映像構造化・空間認識
Seam carving for stereo images
前景・背景セグメンテーションに基づくリアルタイムビデオマッティング
自由視点画像のための合成とセグメンテーションの連結手法
日時:2010年3月5日(金)
会場:本郷キャンパス工学部2号館11F/IML
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