東大情報理工と清華大学は、このほど(5月20日)、北京の清華大学でNew Generation Network Architectureと題してジョイントワークショップを開いた。清華大学EE専攻長のWANG Xiqin教授、下山研究科長の開会の辞に続いて10件の講演を行った。
講演内容は、ネットワーク関連の研究についての互いの概況である。講演件数は、東大、清華大それぞれ5件。会場は30名程度の収容規模だったので、参加者数は双方の発表者とポスターセッションに参加した学生が主である。両校それぞれ15名程度だったことから、終始アットホームな感じで行われた。午後には、ロビーで学生ポスターセッションがあり、東大10件、清華大10件の学生による発表があった。ワークショップ後の懇親会も含め、清華信息技術研究院 (Research Institute of Information & Technology)のWANG Jing教授が司会を務めてくれた。
テーマの特徴は、東大側が情報大航海、ユビキタス、3D Video、 GRAPE-DR projectといった国プロ、もしくは将来型の研究が多かったのに対し、清華大学はDTMB(中国の地デジ)関連が2件あり、かなり実用化や標準化指向の発表が多かった。情報理工は、清華大学と従来から活発な共同研究が CJK Projectの枠で行われてきた。これに関してTV会議発表となったが、江崎教授が次世代インターネットの発表を行い、Prof. BI Jun がフォローを行った。本プロジェクト以外にも同様の共同プロジェクトの立ち上げを期待したい。
|
|
ワークショップに参加した東大・清華大の先生 |
学生のポスターセッションの様子 |
|
|
ワークショップの会場
(うしろの旗は中国語のタイトル) |
下山研究科長が情報理工の内容を紹介 |
|