ノルウェー工科自然科学大学(NTNU)の学生61名と付き添い教官1名が3月11日、情報理工学系研究科を訪れ、各専攻の研究室と情報交換を行った。NTNUは、本研究科が最初に部局間国際学術交流協定を結んだ学校だ。
小柴ホールで行った今井浩副研究科長による本研究科の概要説明の後、3グループに分かれて研究室を訪問。訪れたのは、システム情報学の石川研究室、コンピュータ科学の辻井研究室と今井研究室。昼休みを挟んで、電子情報学の相澤研究室と江崎研究室、コンピュータ科学の五十嵐研究室。その後、バスで秋葉原拠点に移動し、平木敬教授から創造情報学についての説明を受けた。
このツアーは、NTNU学生自らが企画・運営をしたもの。好奇心に満ち溢れた若者には朝10時から夕方5時までの予定では、時間が足りなかったかもしれない。しかし、学生食堂での昼食や、わずかの時間を利用しての三四郎池や安田講堂の見学も組み込まれていたので、「研究内容以外でも、東大の醸し出す雰囲気に触れることができて楽しかった」と学生の一人は感想を述べていた。
ことのほか良い天気に恵まれたこの日。まだ雪に囲まれた国から来た学生たちの明るい笑顔が印象的だった。
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