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700台ノートPCによる
将棋プログラム分散協調計算実験

実験レポート アルバム


ポイント
戦略ソフトウェア創造人材養成プログラム、第一期生の成果
教育用ノートPC 720台を利用した分散協調計算の実現
遊休PC を用いる分散協調計算ソフトウェアの実証
分散ハッシュの実装と将棋プログラムのグリッド計算

概要

 東京大学大学院情報理工学系研究科では、文部科学省科学技術振興調整費の人材養成プログラムによる戦略ソフトウェア創造人材養成プログラム第一期生の金田憲二さんが、学生教育用ノートPC 720台を利用し IP ネットワーク上で遊休PC を用いた分散協調計算ミドルウェアを用いた分散ハッシュを実装、将棋の分散協調計算実験を行った。

実験内容

 720台のノートPC を、イーサネット/IPネットワークで相互接続し、それぞれのPC で、将棋の局面の計算を行い、それぞれの計算結果の中で最良の手を取ることで、将棋の計算を行った。

 この最良の手を取るという協調計算をネットワークごしに効率良く行うための仕組みのひとつが、分散ハッシュである。分散ハッシュを利用することで、それぞれのPC が、他のPC の計算結果を利用することが可能となるため、無駄な計算を省くことができる。

実験環境
▼ノートPC
東芝 Tecra M1 720台
IntelR PentiumR M プロセッサ 1.40GHz、IntelR 855PMチップセット
Gigabit Ethernet I/F, Linux オペレーティングシステム

▼ネットワークスイッチ
Cisco C3550-12G 2台、C3550-48 15台

本実験の意義
イーサネット・IPネットワーク等、汎用的インフラストラクチャの利用
ノートPC によるクラスタの作成の可能性(低電力、静音、安価)を示す
教育機関にある教育用PC の、時間外(たとえば夜間)の活用の可能性を示す

本件に関する問い合わせ先

戦略ソフトウェア創造人材養成プログラム運営委員長
平木 敬
東京大学大学院情報理工学系研究科
〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1
TEL: 03-5841-4039 FAX: 03-3818-1073
E-mail: hiraki@is.s.u-tokyo.ac.jp



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