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氏名
金田 憲二(かねだ けんじ)

略歴
  • 1997年3月 聖学院高等学校卒業
  • 1997年4月 東京大学教養学部理科一類入学
  • 2001年3月 東京大学理学部情報科学科卒業
  • 2001年4月 東京大学大学院情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻修士課程入学(米澤研究室)
戦略ソフトウェアについて

戦略ソフトウェアとは,

  • 近未来において有用であり,人々の生活に影響を与える可能性を秘めたソフトウェア
  • 近未来における情報科学の発達に適したソフトウェア(例えば,近未来で発達した計算資源・通信資源を十分利用できるソフトウェア)
  • また,そうしたソフトウェアを実装する上での基盤となるようなソフトウェア

であると,自分は考えます.
また,戦略ソフトウェアの創造とは,

  • 今までにない新しい戦略ソフトウェアを思いつくこと
  • 思いついた戦略ソフトウェアの設計・実装
  • 公開・配布を通しての,産業界や一般の人に戦略ソフトウェアを利用してもらうこと(配布可能なほどの完成度の高い実装を含む)

であると,自分は考えます.


現在取り組みつつある課題
近年では,LAN内のスーパコンピュータやクラスタを用いるだけでなく,地理的に分散した数多くの計算機を用いて,低コストで高性能な並列計算を行うことが盛んになっています.(例,SETI@home,Entropia).しかし,ソケットやMPIなどの既存のツールでは,そうしたインターネット上で動作する並列アプリケーションを扱うには十分ではあります. なぜかというと,まず第一に,計算の最中に計算機の参加・脱退が起こることがが挙げられます.計算機の台数が増えるにつれ,より頻繁に計算機の故障は起るようになりますし,多くの場合計算機はidleな時のみ計算に参加します(参照,SETI@home).次に, 計算機の故障やネットワークの断絶が起こった際に,メッセージが失われる可能性があることが理由として挙げられます.さらに,セキュリティーポリシー(例,プライベートIP,ファイアーウォール)のため,通信が制限され,計算機が必ずしも固有なIPアドレスを持たないことも理由として挙げられます. そこで,以上のような問題を解決する,広域に分散した資源上で動作する並列アプリケーションのための実行時システムを作成したいと考えております.

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