経済産業省は、9月18日、2007年度の情報化月間で実施する情報化促進表彰の受賞者および受賞企業を発表。そこで、創造情報学専攻の平木敬教授が代表を務める「データレゼボワールIPv6 /IPv4 TCP データ転送実験チーム」が総務大臣表彰「情報化促進部門」を受賞した。
情報化月間は経済産業省、内閣府、総務省、財務省、文部科学省、国土交通省の6省が共同で情報化に関する普及・啓発を行う月間で、毎年10月に実施し、情報化に貢献した個人や企業を表彰している。
今回の受賞は、「わが国の超高速・高機能研究開発テストベッドネットワーク(JGN2)を始め、世界各国のテストベッドネットワークを相互接続し、超高速大容量・長距離データ転送の実験を実施し、インターネット通信速度の世界記録を数次にわたり樹立・更新するなど、我が国のネットワーク技術研究において先導的役割を果たし、情報化の促進に多大な貢献をした」ことが評価された。
「東京大学が中心となった国際共同実験チームの結果が、評価されたのだと思います。私たちが得た結果は、単に通信速度の世界記録というものだけではなく、今後の超高速インターネットの実用化に役に立つことを、期待しています」と、平木教授は感想を語る。
実験チームには、創造情報学専攻の稲葉真理准教授、コンピュータ科学専攻の菅原豊助教、同専攻修士2年吉野剛史君、また、情報基盤センターの加藤朗准教授、理学系研究科の玉造潤史講師がメンバーとなっている。
表彰式は、10月1日、情報化月間記念式典で行われた。
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