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東京大学 大学院 情報理工学系研究科  
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DMLの全焦点合成

 DMLによって焦点が合う位置を500Hzで振動させながら揺れる紐を撮影することで、あたかも焦点が合う範囲が大きく広くなったかのような高速画像を合成したもの。上が合成した場合、下が比較用の写真で、焦点が固定されている場合にはこう見えるという結果である。上の写真だと、奥の紐まで焦点が合っていることがわかる。

 元の画像は8000枚/秒で撮影しており、8枚の合焦範囲が狭い画像を合成して1枚の合焦範囲が広い画像を生成している。DMLが1/1000秒の間に大きく焦点位置を動かせることで、動いている物体でもその動きが無視できるような一瞬の間に焦点位置を変えながら8枚の画像を撮影でき、違和感のない像を合成している。



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