21世紀COE「情報科学技術戦略コア」
融合プロジェクト合同ワークショップ
大域ディペンダブル情報基盤システムシンポジウム
武市 正人 ● 「拠点リーダ報告」

(司会)

 続きまして、21世紀「情報科学技術戦略コア」・大域ディペンダブル情報基盤システムシンポジウムの方を開催させていただきたいと思います。それでは最初に本COE拠点の拠点リーダーの武市教授からご挨拶をお願いします。

(武市)  おはようございます。情報理工学系研究科の武市でございます。昨年度よりこのCOEプラグラムの拠点リーダーを務めさせていただいております。このCOEプログラムは本年度をもって4年目を終えたということですので、来年1年でこの拠点形成が一応完了するということでございます。

 巻頭言ということでこの報告書にも書かせていただいておりますけれども、21世紀COE「情報科学技術戦略コア」と名付けておりますが、5年計画で我々の研究科が設立されて1年たった後から4年間、開始したわけであります。このCOEプログラムでは工学系の精密機械工学、また大学院で担当していただいている生産技術研究所の方々と共同して拠点形成を行っているわけでありますが、この4年間、研究科としてはこのCOEプログラム、昨日のワークショップのタイトルにありますように、融合を目指した融合プロジェクトでありますので、今、申し上げましたような研究科を超えて、あるいは専攻を超えた形での融合が同時に実現されているというのは、我々研究科を発足した当初からできていって非常にいい効果を上げたと思います。

 また、昨年この場でもご挨拶をさせていただきましたが、3年目に行われました中間評価においても一定の評価を得て、この拠点形成を成功に導くようにといったコメントをいただきました。来年1年、この成果をもとにしてきちんとした成果として自信も持って公開できるようにしたいと思っております。

 研究面でのことはもちろんでありますけれども、この拠点形成が大学院の設置されたところが実施するということで分かりますように、次の世代を担う人材養成、人材育成を1つのキーポイントとしているプログラムです。昨日、ワークショップ等でも若い方を中心にいろいろと議論がなされたと思いますが、こういった若手の研究者が今後中心となれる、またそういった研究科、あるいはまたそういう拠点として形成していけるということが来年度以降目指すことだと思っています。

 本日は学外からも招待講演をいただくというふうになっておりますが、1つの研究科と、あるいは東京大学の中に閉じこもったものではなく、この拠点が我が国あるいはまた世界的に、国際的に位置付けられる成果を見せられるように来年度以降も力を尽くしていきたいと思います。

 本日、シンポジウムにおきましては、特に大域ディペンダブル情報基盤システムということでその成果を報告するとともに、またいろいろコメントもちょうだいしながら来年に生かしていきたいと考えております。本日1日ですけれども、活発な議論を期待しております。ご挨拶に代えさせていただきます。(拍手)


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