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 2010/12/06
田中久美子准教授が、著書「記号と再帰」で、サントリー学芸賞(第32回、サントリー財団)大川出版賞(第19回、大川財団)を受賞

創造情報学専攻の田中久美子准教授に対し、著書「記号と再帰---記号論の形式・プログラムの必然---」の成果により、サントリー財団から第32回サントリー学芸賞(思想・歴史部門)、ならびに大川財団から第19回大川出版賞が贈られる。授賞式は、それぞれ2010年12月6日に東京・丸ノ内の東京會舘、2011年3月9日に東京・赤坂のANAインターコンチネンタルホテル東京にて行われる。

サントリー学芸賞と大川出版賞と、分野が大きく異なる二つの賞を同時に受賞したのは初めてであり、同著は、文系理系の両方の観点から評価されたことになる。

サントリー学芸賞は、広く社会と文化を考える独創的で優れた研究、評論活動を、著作を通じて行った個人に対して贈られるものである。人文系の芥川賞などと呼ばれることもあり、通常は人文科学分野の学際的な著作が対象となる。岩井克人氏の選評によると、「記号的存在としての「人間」が抱える困難を先鋭的に示した書物」として同著の思想的な側面が評価されている。情報理工学系研究科で同賞を受賞したのは准教授が初めて。

一方の大川出版賞は、情報・通信分野に関する優れた図書を表彰するもので、情報理工学系研究科も過去に数々の受賞がある。同著が情報理工分野の成果であるプログラミング言語を、記号論という新しい切り口で考え直している点が評価された。

准教授の研究テーマは一貫して自然言語や人間の記号系に内在する数理にあり、基礎から応用までさまざまな取組みがある。同著は、人文科学の分野でここ百年程思想的に一潮流を形成している記号論を、プログラミング言語に適用することで形式的に整理しなおし、プログラミング言語に内在する人間の記号形態としての必然性を論じるものである。准教授は、本学の情報学環に講師として勤務していた時期からこのテーマに取り組み始め、「機械を制御するための記号に限定される範囲において、その形式性を通して、人間の記号世界の本質の一端を捉え直す試論」(サントリー学芸賞受賞の言葉)として結実した。



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