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 2009/05/29
田中英彦・元研究科長、情報処理学会の名誉会員に

 元研究科長の田中英彦東京大学名誉教授は、(社)情報処理学会の名誉会員となられました。1月の理事会にて同先生の推薦が決定し、5月29日の通常総会で承認されました。

 田中先生は、昭和40年に東京大学工学部電子工学科を卒業、昭和45年に東大大学院工学系電気工学専攻博士課程を修了され、同時に工学博士となられました。ただちに同年4月、東京大学工学部電気工学科講師となられ、翌46年助教授、62年教授、平成13年4月には大学院情報理工学系研究科発足とともに研究科長になられ、2期3年間、この職をお務めになりました。

 この間、計算機アーキテクチャー、ソフトウェア、並列処理、分散処理、人工知能、自然言語処理、メディア処理など多岐にわたる研究教育に従事され、それぞれの分野で顕著な業績をあげてこられました。研究室からは、産業界・教育界で活躍中の俊秀が育ち、それぞれ指導的役割を担っております。

 政府関係では、第五世代計算機プロジェクト、リアルワールドコンピューティングプロジェクトなど、国家プロジェクトの推進委員長としての役割も大きく、文部省重点領域研究「超並列処理」代表者、JST CREST「情報社会を支える新しい高性能情報処理技術」統括なども務められ、総合科学技術会議情報通信プロジェクトチーム基盤技術主査、日本学術会議会員でもございます。さらに、学会関係でも人工知能学会会長をはじめ、情報処理学会理事、IEEE東京支部理事など、多くの役職を務められました。

 受賞も、電子情報通信学会米澤記念賞、情報処理学会標準化功績賞、人工知能学会論文賞、同功績賞、ACM SIGGRAPH Impact Paper Award、東京都科学技術功労者表彰、経済産業大臣表彰、電子情報通信学会フェロー、情報処理学会フェロー、IEEEフェローなど、枚挙にいとまがありません。

 東大ご退官後は、情報セキュリティ大学院大学研究科長として後進の育成に携わられるとともに、情報セキュリティ・ディペンダビリティ分野の推進者として、文部科学省「先導的ITスペシャリスト育成推進プログラム」「研究と実務を融合した人材育成プログラム」の代表などを務められています。

(坂井修一)


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