情報理工学系研究科とコペンハーゲン理学部の間で昨年、締結された国際交流協定のもとで、9月23日〜24日にコペンハーゲン郊外で第1回目のワークショップFirst
DIKU-IST Workshop on Foundations
of Softwareが開催された。コペンハーゲン大学の計算機科学科(DIKU)がホスト役を務めたもので、情報理工学系研究科(IST)から武市正人研究科長、
萩谷昌己教授(コンピュータ科学専攻)、胡振江助教授(数理情報学専攻)、細谷晴夫講師(コンピュータ科学専攻)のほか、学生を含む4名、計8名が参加して、ソフトウェアの基礎理論に関する討議を行った。DIKUからの参加
者は25名であった。
ワークショップ冒頭で、コペンハーゲン大学のJorgen
Olsen副学長(ProRector)の挨拶があり、現在、両大学を含む世界の10大学の間で準備が進められているThe
Alliance of International Research
Universities(Preliminary name)にも触れて、部局間協定のもとで開催されたこのワークショップが両大学の今後の協力関係へと発展するよう期待が述べられた。また、大学外からも、駐デンマーク大使館公使・参事官明石美代子氏が出席されて、両国
の良好な国際関係をもとに、ワークショップ等による継続的な学術交流の促進に期待を込めた挨拶があった。
情報理工学系研究科からは、武市研究科長が東大の概要と研究科における教育研究活動を紹介した。また、最初のワークショップということで、両組織のもとにあるいくつかの研究室における研究内容が簡単に紹介された。
ワークショップでは、ソフトウェアの基礎理論に関して16件の発表討論により、活発な研究交流が行われた。
第2回目のワークショップは2006年4月21日〜22日に東京で開催する予定である。 |