ロボット・システムを構成するオブジェクトを、分散オブジェクト標準であるCORBAに取り入れる作業がObject
Management Group(OMG)で進められている。CORBAはリアルタイムOSを含む多種多様なOSでサポートされており、開発言語としてもJava、C、C++、COBOLなどが利用可能な、異機種分散環境を統合する共通プラットフォームである。つまり将来的にはロボットの制御プログラムが多様なOS、開発言語で記述できるようになる。
OMGで「Super Distributed Object」のチェアを務めるシステム情報学専攻の新誠一 助教授によると、OMGではロボットの分散オブジェクトについて検討部会であったRobotics
SIGを、2006年2月に標準化の策定作業を行うための組織(Domain
Task Force)に昇格させて、本格的な作業に入るという。
(日経BP社産学連携事務局 ライター 齋藤淳)
新研究室
RTミドルウェア プロジェクトのWebページ(参考)
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