独立行政法人科学技術振興機構(JST)の創造科学技術推進事業(ERATO)の「今井量子計算機構プロジェクト」が2005年9月30日に東京大学本郷キャンパス
小柴ホール(東京都文京区)で成果報告会を開催した。
総括責任者であるコンピュータ科学専攻の今井浩教授は「古典的な計算機では解けない問題を解く量子情報処理の新しいパラダイムを示せた」と総括した。具体的には量子暗号鍵配送の検証実験に成功したほか、量子アルゴリズムや回路設計、量子情報通信の安全性解析などに関する厳密な理論を構築することができたという。
(日経BP社産学連携事務局 ライター 齋藤淳)
ERATO-SORST量子情報システムアーキテクチャープロジェクト
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