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産学の協力

 情報理工実践工房に協力する企業技術者のことを、本プログラムではEP (Engineering Partner) と呼びます。EPは、企業の中ではなかなか試すことのできない新しいソフトウェア開発手法を、思考の柔らかいフレッシュな学生とともに、失敗を恐れずに試すことができます。協力企業は、これによって技術開拓還流を得ることができます。企業技術者はこのプログラムによって知的啓発を受けることができます。

 情報理工実践プログラムは、履修学生に対して必ずしもソフトウェア開発を専門にすることを要求しません。これからはソフトウェア企画・開発能力がどのような分野でも必須の能力となります。なるべく多くの専門分野の学生に正しいソフトウェア企画・開発能力を身につけてもらうことが重要です。これまでソフトウェア産業のお客さまだったような企業において、しっかりとしたソフトウェア開発管理能力のある人材、あるいはソフトウェア創造に土地勘のある人材を増強することが、日本のソフトウェア産業界の体質強化に貢献します。情報理工実践プログラムは、ロボット、ユビキタスネットワーク、生体システム、数理ファイナンスなど、各種の先端技術分野を研究している学生にも広く参加を呼びかけています。それぞれの技術分野で世界をリードするためには、個々の専門を熟知した上でのソフトウェア企画・開発能力が必要になるからです。

 東京大学、東京工業大学、国立情報学研究所は、情報理工実践プログラムの推進のために密接に協調していきます。カリキュラム設計では、

東京工業大学 実践基盤コース
国立情報学研究所 先端スキル開発コース
東京大学 ソフトウェア開発実践コース

 が、それぞれ担当部分について中心的な役割を果たしますが、コースは上記のいずれの機関でも履修することが可能です。遠隔講義、遠隔コラボレーションシステムの活用により、機関の壁を越えた総合的な取り組みを行います。

 2007年2月現在、協力企業は下記の通りです。情報理工実践プログラムはEPを務めていただく企業技術者等に門戸を開放します。今後、もっとたくさんの企業等に参加していただけることを期待しています(順不同)。

(株)日立製作所(株)東芝
日本電気(株)(株)富士通研究所
(株)三菱総合研究所日立ソフトウェアエンジニアリング(株)
(株)NTTデータ鹿島建設(株)
(株)東京大学エッジキャピタル

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