21世紀COE「情報科学技術戦略コア」


第11回超ロバスト計算原理講究

日時:平成18年7月5日(水)14:45〜16:15
場所:工学部6号館2階62号講義室
講演者:原田 邦彦(超ロバスト計算原理プロジェクトRA)

タイトル:ネットワーク符号化入門


概要

近年、情報理論の分野で、ネットワーク符号化という分野が発祥し、注目を受けている。ネットワーク符号化は、ネットワーク上の複数の点間で、情報を誤り無く情報を伝送する問題を対象としており、各点において符号化が許される場合を考える。したがって、多端子情報理論とネットワーク流量問題の中間的位置づけとしてとらえることもできる。

ネットワークにおけるロバストな通信システムを構築するためには、どれだけ多くの情報を伝送できるか、またどのような符号化で伝送できるかを考えることが必要となる。本講義では、情報理論的立場および代数的な立場からネットワーク符号化を概覧し、これらについて近年の先行研究を紹介する。また、時間があればネットワーク上の盗聴者に対してある条件のもとに安全となる秘密分散法を紹介したい。


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